「お前はオレに妬かせるのが趣味なのか?」


「違うよ。ただたこ焼きサービスしてくれる

って言うから…嬉しかっただけ!」


「マジで、1人で歩かせれないよ…まったく」


「……でも直のこと見てる女の子も

いっぱいいたよ?気付いてないの?」


「全く…オレ、鈴以外は女って思ってないし」


「………」



私が黙ってしまったら、直は小さく溜め息を

ついた。



「まぁ、いいや。

オレの勝手なヤキモチだし…

あとで身体で詫びてもらえば」


「え?…それでお願いします」



焼きそばと水飴、かき氷も買って

花火が見える浜辺に腰を下ろした。