「ありがと。うれしい!」


私が直に笑いかけると、直は嬉しそうな

顔で、繋いでいた手を離すと

私の肩を引き寄せた。



もう…直は年下って言うのはやめよう。



歩いて花火大会の海辺に着くと

屋台がたくさん並んでいた。




「鈴!何食う?」


「うーん…まずはたこ焼き~あとは

焼きそばに水飴も食べたい!」


「そんなに食うの?

食い過ぎじゃね?腹出るぞ!」


「全部、直と半分こするもん!!」


「はいはい。オレの選択権なしか…」


「あはは…」




まずは、たこ焼き屋を見つけた。