たとえ僕が消えても。




「愛するフローラ姫、私によく顔を見せてください」



フローラは顔をあげました。

もう、イル王子は、ソファの後ろがはっきり透けて見えてしまうほどでした。





「ああ、やはりあなたは美しい。私はあなたのお役に少しでも立てたでしょうか」

「もちろんです!少しではありません、たくさんです!」


フローラは涙ながらに言いました。