たとえ僕が消えても。




一方、フローラはイル王子のことをとても気にかけていました。


「風邪にしては長過ぎるわ…」



もしかしたら事故や事件に巻き込まれたのではないかと、フローラは気が気じゃありません。


“どうか、イル王子をお救いください…”


フローラに出来る事は、ただ祈るだけでした。