たとえ僕が消えても。




ダーヴォラは驚きました。

「あなたは自分が死んでもいいと言うのか。その醜い姫のために」



イル王子は目をキラキラさせながら、ダーヴォラを真っ直ぐ見つめて言いました。


「あの方のためなら、この魂、いくらでも授けましょう。愛する者を誰一人救えないのでは、王子とは言えません」