お姫様はその人柄に強く惹かれました。 「私はイル、イル•フラスカーティと申します。留学としてこの国に滞在させていただいております」 イル王子は、この地域では珍しい 綺麗な銀色の髪をしていました。 「私はフローラと申します。この国の…」 お姫様はそう言いかけて黙ってしまいました。 「どうしたのですか?」 イル王子が聞くと、フローラは答えました。