貴方に夢を。私に心を。


「まあ、いいよ。お前らに教えてやるよ。今、麗華がどうしてるか。」



そして、屋上から出て行った。



皆を見ると沈んだ顔をしていて多分自分もこんな顔をしてるんだろうな。



でも、このままじゃずっと同じ。



なぁーんにも変わらないから、



「…私…行くね。」



そう言って走り出した。



ちょっと進めば、すぐ理事長が見える。



追いついて少し後ろを歩いた。



ひたすら無言で進む。



そして、理事長室の前で止まった。