貴方に夢を。私に心を。


それから毎日、レイちゃん以外の皆と屋上で過ごしていた。



気づけば、2週間が経っていて始めからレイちゃんは居なかったように皆でわいわいおしゃべりしている。



「あ、先客か。」



声の聞こえた方を見るとそこには、理事長が。



「そういえば、あの資料もう終わったんだね。」



あの資料って、きっと親睦会のこと。



「そのことなんですけど…「あれ?麗華は?」」



アオイくんの言葉を遮って理事長が尋ねる。