貴方に夢を。私に心を。


なんとなく、オーラがいーとこのお嬢様って感じで。



お嬢様って、周りを見下してるくせに自分はなんにも出来ないってゆうイメージがあったから。



クスッと笑う声にハッとする。



「貴方って正直ね。」



そう言って悲しそうな目で笑うから、苦しくなった。



「…ゴメン、ね?」



謝れば、横に首を振られる。



「大丈夫よ。別に気にしてないわ。」



嘘つき。



すっごく気にしてるくせに。



「じゃあ、貴方に質問。」



急に話題が変わったのかと思って反応が遅れる。