貴方に夢を。私に心を。


「次は俺ね。」



口を開いたのは、優しそうなメガネさん。


「俺の名前は古村 葵ーコムラ アオイー。高2で、好きなもの?は、んーと…。機械系の物かな?」



機械系って、なんかイメージ通りね…。



ダークブラウンの髪と瞳。



成宮 雷翔と神田 雪夜ほどではないにけれど、十分高いと言える身長。



優し気な瞳がメガネの奥にあり、どこか安心する。



白馬の王子とか似合いそうね。



「ほら、次言いなよ。」



その声に古村 葵の隣に座る人を見る。