貴方に夢を。私に心を。

〜柚side〜

緊張と喜びで体が固まる。



「良かったわね、柚。私も嬉しいわ。」



フッと笑うレイちゃんは今日も変わらず美しい。



「……これは、夢?」



その瞬間、笑いがこの部屋に響く。



「あははっ、何ぃ?夢ってぇ…!」



女の私なんかよりも可愛い天使みたいな男の子。



「お前、ギャグセンスやばいな!」



ゲラゲラ笑う長身の男の子。



「ほんと可愛いなー。」



レイちゃんと同じくらい色気ムンムンの男の子。