貴方に夢を。私に心を。



「“知り合い"はちょっと違うよね。俺らはそんな軽い仲じゃない。麗華は俺にとって可愛い可愛い大切な子なんだから。」



私が……可愛い……?



そんな風に言うのは幸平しかいない。




「ふふっ、」



ほんと、幸平は相変わらず面白いわ。



「幸平のそういうところ、好きよ。」



クスッと笑うと幸平も柚も顔が赤く染まる。



何で柚も?



「まあ、取り敢えず」



明日は結果発表。



「お茶の時間にしましょうか。」



楽しみね。