貴方に夢を。私に心を。


「あ、何か飲む?」



「私がやるわよ。」



居させてもらうんだから。



「いや、大丈夫。俺がやるよ。」



「そう。じゃあ、」



チラッと柚を見ると驚きで固まっていた。



「オススメの紅茶を二つお願い出来る?」



「もちろん。」



幸平の淹れる紅茶って美味しいのよね。



数分するとお茶菓子と三人分の飲み物を持ってきてくれた。



「ありがとう。」



そう言って紅茶を受け取り、一口飲む。



「アールグレイ?」



「よく分かったね。丁度いい茶葉が入ったところだったからさ。」