貴方に夢を。私に心を。


「さあ?何の事かしら?私は何も感じないわ。」



いやいや、絶対嘘だよね!



だって、さっき「ああ。」って顔してたじゃん‼︎



なんで、そんな綺麗に何も無いかのようにスルーできるの⁉︎



「あー、そ、そっかー…。なんか、ゴメンねー。」



私は苦笑いを浮かべ、ぎこちなく頷いた。



「よし、こっからは1番重要な話だからしっかり聞けよ。」



私は耳だけを傾ける。



…………あれ?



なんで何も言わないの?