「ええ、分かったわ。私は有栖川 麗華よ。下の名前だったら、どんな呼び方でもいいわ。」 すると少し顎に手をあて何かを考え出した柚。 そして、パッと私の手を掴んだ。 「じゃあ、レイちゃんね!よろしく、レイちゃん‼︎」 どうやら、今考えていたのは私のあだ名らしい。 しかも、なんか私に合わない気がするけど…。 柚が楽しそうだからいい事にしましょう。 「クスッ。こちらこそよろしくね、柚。」