「あ、あの!私、橋下 柚って言いま、ます!そ、そそ、その!有栖川さん!良かったら、わ、私とお友達になってく「イヤよ」」 涙目になって、見つめて来る『橋下 柚』。 言い方、キツ過ぎたかしら? 「だって、友達って気づいたらなってるものでしょう?だから、これから仲良くしましょ?」 できる限り優しく微笑む。 そう言うと驚いたように目を瞬かせたあと、嬉しそうに笑った。 「うん!ありがとう!私の事は、柚でいーからね!」 ニコニコ笑う彼女は今にも走り出しそうなはしゃぎ様。 ほんとに可愛い。