貴方に夢を。私に心を。


目立つのは、あまり好きじゃないの知ってるくせに。



「あー⁉︎」



突然響くなんとも可愛らしい叫び声。



そちらを向くとそこにいたのは、朝のウサギみたいな女の子。



「女神様だ!」



…は?



え、どうしたの?この子。



それって私の事よね?



何、その恥ずかしいあだ名。



しかも、そのまま固まってるし。



「ふっ、あははははっ」



あー、面白い。



そんな風に呼ばれたの初めてだわ。