貴方に夢を。私に心を。


「……茜っ!」



私は、急いで駆け寄ると茜の顔を覗き込んだ。




覗き込んでゾッとした。



いつもの茜じゃなく見えた。



「ねえ、柚。少し話せる?」



その言葉はどこか重くて。



私はやっとのことで頷いた。



茜と連れ立って、屋上に向かう。



その間、ずっと静かだった。



何を言えばいいのかわからなかった。



屋上に着いても、一向に話さない茜。



それが、私の不安を煽っていく。