貴方に夢を。私に心を。


そう思いながら、曖昧に笑う。



「まぁねー。あ、茜は行きたい学校とかあるの?」



「そうだな…。あたしは、」



この時、私は初めて知ったんだ。



「月高、かな?」



あの学校の名を。



「月高……?」



聞いたことのない学校に首を傾げる。



「あれ?聞いたことない?月ヶ丘高等学校って。」


コクリ、1つ頷く。



「えーと、ね…。なんていうか、“天才が集まる学校”らしいよ。」