貴方に夢を。私に心を。


入学して、茜と同じクラスになって、行事があって、進級して………。



充実した毎日を送ってた。



いや……



送ってると思ってた。



「俺、木村涼太っていうんだけど、知ってた?」



「えーと…。ゴメンね?知らなかった。」



「だよね…。あのさ!突然で悪いけど好きなんだ!付き合ってください。」



「……付き合うのは出来ないよ…。でも、これからはお友達になれないかな?」



「そっか…。分かった。んじゃっ!今日から友達、な!」