貴方に夢を。私に心を。


こんな風にただおしゃべりしてる日々が楽しかった。



学校が終わった後、休みの日、いつもいつも茜とこの海で過ごした。



砂浜の白に包まれて、隣には茜がいて……。



どこまでも広がる真っ青な海を2人で眺めてた。



キラキラ輝く海は幸せな色。楽しい色。



「2人で同じクラスになれるといいねー。」



「なれるよ。きっと。」



「うん。」



茜との思い出はいつも海と共にあった。