「ねー、綺麗だよね!………くらい…。」 驚いて、隣にいる柚を見る。 その顔はニコニコと笑っていて、さっきの言葉が柚からでたとは思えない。 昨日から、柚の様子が変。 正しくは、海の話を出してから。 考えていると皆はもう浜の方へ行ってしまった。 そんな姿を目に写す。 そして、もう一度柚が言った言葉を思い出した。 『ねー、綺麗だよね!…残酷なくらい…。』 小さな、小さな声だった。 多分、私以外には聞こえていない。