貴方に夢を。私に心を。


「この2人にお肉料理を食べさせないようにしてくれない?」



そのウエイターは少し顔を赤らめるとかしこまりましたと返事をして、2人からお皿を取り上げる。



「おい!返せよ‼︎」



「ライくん、ムリに返してもらわなくても大丈夫だよぉ。だって、また……。」



また、取ることが出来ないようにウエイターが料理皿の前に立った。



それを見て、2人の顔が一気に沈んだ。



「一応、言っておくけれど。貴方達が何を言っても聞いてくれないわよ。」