ニッコリと穏やかに微笑みながら続ける。



「これから、ナイフ持ってきてあげるから。そしたら、2匹の煩い肉を切り刻んでやる。」



前言撤回。



ものすごくイラついてたのね……。



「葵、もうやめてあげて?柚が怖がってるわ。」



そう声を掛けると葵は柚をチラリと見ると溜息をついた。



春と雷翔が嬉しそうにこちらを見てくるけど無視。



「この2人には、お肉料理は食べさせないから。」



パチンと指を鳴らすと1人のウエイターが近づいてきた。