貴方に夢を。私に心を。


どうしようかしら?



………。



「部屋は船と一緒でいいわね。」



葵と雪夜に鍵を渡す。



「えぇー!」



言った途端、春が悲痛そうな声をあげた。



船では、よっぽど大変だったらしい……。



雪夜と雷翔がわざとらしくめんどくさそうに顔を顰めた。



「また、チビと一緒かよ。」



「場所取るなよ〜。」



「なっ!場所取ってたのはライくんとユキくんだけだからねぇ⁉︎」



春、ご愁傷様。