貴方に夢を。私に心を。


「静かに速く、私達の指示にしたがって下さい。」



そう言えば、生徒会の皆が動き出し、生徒も動きだした。



これは、本来ならホテルの仕事。



私達は本当はこんなことはやらない筈だった。



もちろん、幸平もやらせないつもりだったらしい。



それなのに、急に洋平が「この仕事は生徒にやらせればいい」みたいなことを言い出した。



で、口論になり……。



結果、洋平が幸平に“貸し1”ということで丸く収まったらしい。