貴方に夢を。私に心を。


素早く的確に尚且つ笑顔を崩さずやる必要がある。



「頑張ろぉねぇ。」



春が甘い声で言うとなんだか力が抜ける。



でも、そんな声もすぐにかき消された。



生徒達が降りてきた途端、



「「「「「キャーーーーー!」」」」」



「「「「「うおーーーーー!」」」」」



相変わらず、うるさいわね。



ここには、他の一般客もいるって知らないのかしら?



その一般客も私達の方を見て騒いでるけれど………。



そんな気持ちはおくびにも出さず、精一杯微笑む。