貴方に夢を。私に心を。


それって、この2人のことだよね⁉︎



だって僕、この2人にいじめられてばっかだもん!



「おい、それって俺以外の2人のことだよな⁉︎」



勇者、ライくんよ。



よくぞ、聞いてくれた!



すると、呆れたように溜息を吐かれた。



「何言ってるのその部屋の3人に決まってるじゃない。」



えぇ!決まっちゃってるの⁉︎



ひどくない⁉︎



「じゃあ、これ。」



投げて渡されたのは部屋の鍵。



アオちゃんにも投げてるし。