貴方に夢を。私に心を。


「では、皆さん。節度を守って楽しんでください。」



そう締め括り、壇上を降りた。



「ねえねえ、レイちゃん!」



「ん?なぁに、柚。」



話しながら、前を歩く2人。



うん、注目度がすごいねぇ。



「部屋ってどこなの?」



あ、僕もそれ気になってたぁ!



きっと、綺麗なんだろぉなぁ。



「ああ。それなら、部屋の鍵を預かってるわよ。」



そう言ってレーちゃんは鍵を取り出した。