貴方に夢を。私に心を。


そうしたらどのくらいお金がかかると思ってるの?



「えー。私は楽しみだよー。だって!超豪華客船で船旅だよ⁉︎滅多に出来ることじゃないからね⁉︎」



そっちなのね。



お金のこととかじゃないのね…。



それに多分だけれど、洋平が私に用意したらもっとすごいのが出てきたと思うわよ?



「……………そろそろ、この親睦会の打ち合わせを始めましょう?」



話を変えるためにそう切り出せば春や雷翔は揃いも揃って嫌そうな顔。



それをスルーしてカバンから資料を取り出す。



「それじゃあ、楽しい旅を作りましょうか?」