貴方に夢を。私に心を。


…なん…で…?



「私はなんとも思ってないわ…。だって、当たり前なのよ?謝られることなんて、なにひとつしてないわ………。」



そう…。これが普通。



「…どういう…。」



さっきよりも悲しそうな声が耳に響いた。



「そんなの…そんなの可笑しいよ!」



え?



声を荒げたのは



「………春…。」



いつもと違って間延びしない言い方。



「だって!俺らがしなくちゃいけないことだったんだよ⁉︎それをレーちゃんがやって当たり前な訳ない!」