彼の声を初めて聞いた日には
電話をしながら
顔がニヤけて
翌日もしかしたら
顔の筋肉痛になるかも?ってくらい。
いつまでも聞いていたくて
記憶に残らない
くだらない会話ばかりだったけど
それが、最高に幸せで
電話を切る時は
いつも
泣きそうだったんだ。







貴方に抱かれて
本当の気持ちを
打ち明けたあの時

貴方は、自分と
私の人生を守るために
なだめてくれたよね。
『無理だよ、ごめんね』って

あの時の私には
理解できなかった。
『解った』と泣きながらうなづいて
『愛されてる?』と疑った。


もしも
あの日に戻れるのなら
私はきっと
『ありがとう。困らせてごめんね』と
言えるのに…。