「よろしく。」
「新先ぱ…むぐっ!」
「お、いきなり先生って呼んでくれるのか。」
「む、むぐぐ…。」
「じゃあ、まずは彼女の事を理解しないとだし、ちょっと部屋に行かせて頂きますね。」
「よろしくお願いします、先生。」
「結乃の事、頼みますね。」
化石のような言い方だが、ちゃんと感情のこもったお礼をする両親。それを尻目に、新先輩は私をズルズルと引きずりながらニ階の私の部屋へ。…何で部屋の場所知ってるの…?