「先輩、大丈夫ですか?」
「うん…。」
昨日あまり寝られなかった私の中には、疲労が溜まっていた。
「もうちょっとですから…頑張りましょう。」
「うん。」
そして歩く事十分。
「あ、先輩!」
「ん?」
「見て下さい!」
凰くんが指さす方には、一周十五メートルほどの湖…ではなく、泉があった。
「もしかして、あれが…。」
「治癒の…泉…?」