「えっと…次はどっちだっけ?」
「あっちだにゃ。」
シーが指さす方には…薄暗い森が。
「うわ…あそこに入るの?」
「ハードル高いですね…。」
「でも、治癒の泉に行くにはここからしか無理だにゃ。」
「うぅ…。よし、入ろっ…。」
「はい…。」
ザッザッ、ザッザッ。
さっきまでの歩きやすい町の道からは一変、道とも言えない道には、見た事もない形の枯れ葉が所狭しと落ちていた。
「ギェァ~…。」
聞いた事もない動物の鳴き声。何故か、少し寒いような気がした。