「ぐぁぁぁっ!」
痛みに苦しむ女帝。私達は勝った…かに見えた。
「よくもお姉様を…!」
背後から空気の刃が斬りつける。鋭い痛みは、私を…いや、私と凰くんと翔、三人をひざまずかせた。
「…ちょっと待って…回復担当じゃなかったの…?」
斬りつけたのは、クリスティーナだった。
「確かに私は『回復担当』よ。」
後方に人知れず立っていたジャスティンが、セバスチャンを回復させた。するとセバスチャンは立ち上がり、私達に言った。
「ええ、確かに『攻撃担当』は私だけ。でも『攻撃するのは私だけ』って、誰が言った?」
「なっ…!」
「私は、二人がいてこその女帝なの。」
その時、無情な試合終了のホイッスルが鳴った。
「嘘…。」
私達は、負けたのだった。
痛みに苦しむ女帝。私達は勝った…かに見えた。
「よくもお姉様を…!」
背後から空気の刃が斬りつける。鋭い痛みは、私を…いや、私と凰くんと翔、三人をひざまずかせた。
「…ちょっと待って…回復担当じゃなかったの…?」
斬りつけたのは、クリスティーナだった。
「確かに私は『回復担当』よ。」
後方に人知れず立っていたジャスティンが、セバスチャンを回復させた。するとセバスチャンは立ち上がり、私達に言った。
「ええ、確かに『攻撃担当』は私だけ。でも『攻撃するのは私だけ』って、誰が言った?」
「なっ…!」
「私は、二人がいてこその女帝なの。」
その時、無情な試合終了のホイッスルが鳴った。
「嘘…。」
私達は、負けたのだった。



