「母さん…?」
遠目からかつ暗闇だったので、凰くんのお母さんがどんな人かは分からなかった。
「凰…凰よね…?」
「母さん…。」
「凰…凰…!」
凰くんのお母さんは、凰くんに抱きついた。
「ごめんね、凰…私、あんな事して…本当にごめんね、凰…!」
「母さん…!」
翔が親子の姿を見ながら言う。
「能力…治らねーんだろ?」
「うん…。今のところはだけど、多分、これからも無理かも…。」
「でもよかったじゃねーか、これでもう、雷雨を怖がる必要はねーだろうし、能力の見方もちょっとは変わるんじゃねーか?」
「…かもね。」
もう空には月が昇っていた。
遠目からかつ暗闇だったので、凰くんのお母さんがどんな人かは分からなかった。
「凰…凰よね…?」
「母さん…。」
「凰…凰…!」
凰くんのお母さんは、凰くんに抱きついた。
「ごめんね、凰…私、あんな事して…本当にごめんね、凰…!」
「母さん…!」
翔が親子の姿を見ながら言う。
「能力…治らねーんだろ?」
「うん…。今のところはだけど、多分、これからも無理かも…。」
「でもよかったじゃねーか、これでもう、雷雨を怖がる必要はねーだろうし、能力の見方もちょっとは変わるんじゃねーか?」
「…かもね。」
もう空には月が昇っていた。



