「32!?」
新さんも、驚きを隠せなかったようだった。皆そうだ。魔力偏差値32なんて…私以外、見た事もない。
「す、すいません…低いですよね、私…。」
「…誰かに教えてもらうか?」
「え?」
「少なくとも人並みの魔力になるように、誰かに教えてもらうんだよ。お前が選んだヤツに連絡入れとくから、そこの学園に行くっていう形でどうだ?」
「そうですね。それがいいと思います、私も…。」
頼りになる人だ、新さんは。