ピーンポーン。 目を覚ますと… 時間はまだ午後4時過ぎで、 お母さんも広樹もお父さんも 帰ってきてないはずだ。 「って」 チャイムが鳴って、それに私は起こされた。 そのチャイムは、多分宅急便だ。 私が、通販を利用したから。 「宅急便でーす」 うっすら、声が聞こえた。 恐る恐る玄関のドアを開けると、 若いおにいさんがダンボールを 台車に置いているのが見える。