茶葉をすくって、お湯を注ぎいれる。


そして自前なのか、砂時計をひっくり返す。



砂がすべて流れきったら、それを9等分した。


弟たちが好奇心を丸出しにして飲みだす。



「……うまい」


「わ……おいし」



そして目を輝かせた。


こういう純粋なところが、コイツら好きだ。




「そりゃ、紺は家事万能だもんな」


「……特にアズとルームメイトだった時期は、アズ何もやらなかったからね。
 ま、またいつか一緒に過ごしたいけど?」


「ちょ……紺!!」



ようやく緊張が解けた様子の紺。


だけど、緊迫感は続いていた。




「…………ルームメイト?」



……紺の、バカヤロウ。





    Fin.