放課後部室に入った。

やっと息ができたような気がした。

まだのぞみも優介も来ていない。
しばらく部屋をかたした。じっとしていると、時限爆弾が体に埋め込まれているようで、それが爆発しそうに思えた。

しばらくして優介とのぞみが入ってきた。


「久しぶりだな。どうしたうかない顔して」
相変わらずのぞみの目は鋭く、内面まで見透かされているようだ。

「大丈夫です」

その時、キャーという金切り声がした。

それから、ガッシャーンという大きな音が響いた。

私たちは部屋から飛び出した。