終業式が訪れた。


体育館で校長は、健全な精神をもち休みを過ごすようにと話した。

それから教頭が話した。


「君たちも知ってのとおり、今年に入り様々なことが起きた。このまま行けば学園はかつてない危機に陥る。君たちの中に事件に関わっている者がいるだろう。この休みを通し、自分を見つめもう一度正しい、誠実な精神を取り戻してほしい。また、諸君ら一人一人も、学園の名に恥じぬ活動を行ってもらいたい」


そうだな、入学してから確かに色々なことがあった。
あっという間に時間が過ぎてしまった。


教頭の話が終わると、各々教室へと向かった。