確かに俺もつい最近までは若い女の子にしか興味がなかった。
まわりの友達もOLか大学生、後輩に女子高生もいたかな?
とにかくピチピチの20代前後の若い女の子ばかりだったし、
露出度の高い服を着て誘惑してくる姿に俺はいつも欲情していた。


しかし、熟女という存在を知ってから、
若いだけが良いんじゃないってことに気付かされたんだ。


年を重ねたからこそいろんな経験があって、
いろんなことを知っている。
俺はそんな大人の魅力に惹かれだしたんだ。


それに俺には若い女性を信じられなくなるような、
そんな経験もあったし・・・
とにかくいろんな面で俺は、熟女に惹かれているんだ。


それに、もう一つ気付いたこと。 
熟女は乙女な気持ちを持った人が多いということだ。


常に初恋の様な純粋で甘い恋愛を求めていて、
学生の時の様な淡い出逢いを求めている、
いくつになっても恋を夢見る少女なんだ。


「あっ中越くん、おはよう。」


あっ、京子さん!!


「お、おはようございます!!」


俺は爽やかな笑顔で挨拶してくれる京子さんをじっと見つめていた。


そうきっと無いものねだりなんだ、
今ではもう経験することのできない、
その年代でしかできない淡い想い、恋心。
そんな時間を経験して来たからこそ、
その時の恋愛をまたしたくなるんだ。


それに、日常での忙しさや疲れで失ってしまった感情を、
一時でもいいから思い出したいのかもしれない、
学生の時の様なドキドキして胸を痛めるような恋愛を・・・


京子さんもそうなのかな・・・?