えっ!? 崩れる?


そう思った途端、何十箱にも積み上げられていた段ボールは祐樹の頭の上に崩れ落ちた。


ドサドサドサァァァー!


「わぁっ!」


「中越くん!?」


祐樹は倒れて来た何十箱の段ボールの下敷きになってしまった。


「中越くん! 中越くん!」


京子は慌ててすぐに段ボール掻き分ける。


「中越くん! 大丈夫!?」


「いてぇ・・・」


すると祐樹は頭を押さえながら段ボールの山から顔を出した。