「あの、私。
いちかの隣の病室の… 」

千羽鶴の話をすると、つくってくれるというので、私は彼女たちも病室に呼んだ。

その結果、5人ものいちかの友達が折理に来てくれた。





「仁。私たち、ひとりじゃないんだからね 」




「 …そうだな!」

私が笑うと、仁も笑った。







私も少し前まで自分はひとりだと思ってた。


けど、それは違った。




みんながいた。



命を惜しまなかった私を見て、泣いてくれた。




私を、必要としてくれたんだ。




私は、最高の友達をもった。




だから、いちかにも伝えたい。




”離れていても友達はいる”ってこと。






いちかのこと、応援してるってこと。