運命とか、信じてるのは女子だけなのかな…?



私だけだったりして…。



運命だ…って…


仁は思ってないのかな。


そう考えてると、隣になるが笑顔でやってきた。


「あたし、他の人見つけるから。
仁と仲良くしなよ!
なんかあったら相談して。
私はいつでも夢の味方だよ? 」



「ありがと、なる…。 」



満足そうな顔をして、
なるは屋外庭園を出て行く。



最後に見た
なるの顔は清々しい顔だった。



いつもより、とても綺麗。






泣きあとの残った涙が夕焼けに照らされ、赤く染まる。





それも、また美しく見えた。