「さゆりちゃん、教えて。
なるはいつから学校に来てないの?」


「期末テスト2日目の6月30日から。
夢ちゃんの誕生日から。」



その日は、仁となるが病室にやってきて、私と仁が別れた日。




「なんで来なくなったか分かる?」


私の一番聞きたかったこの答え。


なんて答えてくれるかな?



「わか…る…よ。」


震えそうな声で答えるさゆりちゃん。




「なんで?」






「ゆめちゃんがなるちゃんをいじめたんだよね?」








さゆりちゃんのその言葉に、私の背筋は凍りついた。