「…ありがとうございます…」 瞬一先輩… 見てたんだ。 あたしの飛び込み…しっかり見てたんだ… 「…できた。あんま乱暴に右足つかうんじゃねーぞ…」 そういって右足を手当てしてくれる瞬一先輩は、普段の姿からは想像できないくらい優しい雰囲気に包まれていた。 瞬一先輩… 「ありがとうございます…!」 「…黙ってろ…」 瞬一先輩はそのまま練習に戻って行ってしまった。