「…ふぅ…」 水中からのプールサイドにあがると鈴香先輩が待っていた。 「なーんだ!真夏ちゃんあたしより上手じゃん♪」 「…ありがとうございます!」 でもあたしが完璧な飛び込みが出来たとは思えない。 「真夏ちゃ…」 「おい、お前ちょっと来い」 涼助先輩があたしに何か話しかけようとしたのに、瞬一先輩に遮られた。 あー! 涼助先輩と話せると思ったのに… あたしは瞬一先輩に連れられ、プールサイドの奥にあるベンチに連れて行かれた。