「…迷ってるならもう一泊しろ…」 ひとりはイヤだしでも…大会も見たいし… 「あたし…そりゃ見たいですけど…ひとりは…」 涼助先輩はまたあたしの目の前まで歩いてきた。 「…じゃぁ俺も泊まる…」 「えっ!?」 「嫌なら俺は帰る」 そっ…そんな… 嫌じゃ… 「嫌じゃないですっ!」 「じゃぁ今日の夜9時。昨日一樹といた場所に来い」